ルネ爺とオールスターと、時々ルネ婆
ルネ爺とオールスターと、時々ルネ婆
昔むかし(数年前ですが)、私の祖父、
ルネ爺は鳥を飼ってました。
ニワトリ、うこっけい、等など・・・
ニワトリはヒヨコの頃から飼ってて、もう立派な大人に育て上げました。
そんなルネ爺、最近はちょっとボケが・・・(汗)
でも、
あと一歩の天才なのです!!
料理をさせたら味は絶品!!
自転車をイチから組み立てられます!!
オールスターが住んでる部屋(自分の部屋)はルネ爺が床を敷き直して、もう40年もってます!!
でも・・・
料理前にトイレ掃除して、手を洗わずに料理するので衛生的にコワイ・・・
バッチリ組み立てた自転車もブレーキのみに問題があったのか、ルネ婆が運転中に転倒・・・
バッチリ出来た部屋も、丈夫なのですが少し床が傾いてたり・・・
と、あと一歩で技術の天才になれるのですが・・・(汗)
私の前の仕事は夜勤から帰ってくると朝の6時過ぎでした。
いつもルネ爺の飼ってたニワトリ達が元気に、
コケコ♪コケッコ♪コケコッコー!!
と、「おかえり」を言ってくれました。
ルネ父やルネ母、オールスターや妹達は、鳥が鳴く事にあまりイイ気がしなかったみたいです。
私 「ルネ爺の鳥達、元気ええなぁ♪」
ルネ母 「あんたは夜勤の帰りで気分は夜やろうけど、私らは朝やで!」
妹達 「ほんまやわ・・・朝からウルサイしぃ・・・」
オールスター 「もう慣れたわ・・・」
妹達 「慣れへんわ!ほんまウルサイもん!!」
ルネ父 「まぁ、朝早く目が開いてエエやないか♪」
私 「俺的には夜やし・・・」
ルネ母 「まぁね」
オールスター 「・・・まぁ」
妹達 ・・・・・無視
そんな日々を過ごしたある日、夕飯の時のことです。
ルネ母が夕飯の準備をしています。
皆、食卓で夕飯を待ってます。
そう・・・オールスターだけを除いて
私 「ご飯まだ??」
ルネ父 「もう出来るんか??」
妹達 「おかぁさーん、おなか空いたぁ♪」
ルネ母 「はいはい☆出来ましたよ。」
と、ルネ母は食事を食卓へ・・・
そのとき、オールスターが帰ってきました
オールスター 「お母さん、ボク晩ご飯いらんわ!!めっちゃ腹イッパイやから♪」
ルネ母 「もっと早く言って!用意してもたやろっ!!」
そして、オールスターを除いて家族で夕飯。
皆、ワイワイ食事をします♪6人家族ですから賑やかですね☆
私 「ルネ爺、毎日朝何時に起きてるんやろ??」
ルネ母 「さぁ・・・4時くらいちゃう??」
妹達 「そんな早くから何するんやろ??」
私 「さぁ・・・??」
ここで、ルネ父の言った一言で事件発生です!!
ルネ父 「そう言えば・・・最近ニワトリ鳴かんな??」
私 「死んだんちゃう??寿命ちゃうん??」
ルネ母 「ルネ爺のことやから、食べたんちゃうん???」
私・妹達 「まさかぁ!!」
オールスター 「ちょっと待って!!!!!」
私 「ん??どうしたん??」
オールスター 「今日ルネ爺の家で鳥料理のフルコース食べてきたんやけど!!」
一同 「・・・・・・・・。」
私 「一羽分くらいあった?」
オールスター 「2羽分くらいあった・・・」
一同 「ギャハハハハハハ!!!」
私 「お前、ルネ爺の飼ってた鳥、食べたんやわ!!」
一同 ギャハハハハハハハ!!
オールスター 「ゲッ・・・マジで・・・?」
そうなんです、
天才のルネ爺、ヒヨコの頃から買ってたニワトリ達を
シメて鍋にしてオールスターに食べさせてたのです(笑)
そう言えばここ数日、ニワトリの声はしませんでした(爆)
私 「あのニワトリ食ったお前もスゴイけど、生きたニワトリをシメたルネ爺はもっとスゴイな!ギャハハハハ♪」
妹達 「ほんま天才やな!ギャッハハハハハ♪」
私 「なぁ!なぁ!オールスター♪」
オールスター 「え?何??」
私 「この・・・鳥殺し!!!ギャハハハ♪」
オールスター 「そんな・・・知らんかったし・・・」
私 「ひぃ~ひぃ~♪う・う・うまかった??ウヒヒヒ♪」
オールスター 「・・・めっちゃ絶品やった・・・」
一同 ギャハハハハハハハ!!
私 「みんな!しずかに!!ちょっと静かに!!」
妹達 「ワハハ♪アハ♪・・・どうしたん??」
オールスター 「何なん??」
私 「耳をすましてみろ!オールスターの腹から何か聞こえる・・・」
一同 シーンと耳をすまし、静まり返ります・・・
私 「・・・コケコ♪」
一同 ギャワハハハハハハハハ!!
この日からオールスターは鳥殺しになりました
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